日本よ、侍国家たれ。

日本は「サムライ国家」としての意気を示し、いわれなき批判を仕掛けてくる不届き国家に対し、断固反論しなければならない。

●中国共産党は歴史を通じて日本への憎しみを喚起している。

  http://sankei.jp.msn.com/world/news/131010/chn13101011090003-n1.htm

戦争ドラマ「日本だけ敵役」 日本兵の人間性表現はタブー

2013.10.10 11:08

 

昨年、中国全土のテレビ局の夜のゴールデンタイムに放送された連続ドラマ200本余りのうち、撮影所「横店影視城」(浙江省東陽市横店)でつくられた日本軍との戦争などを描いた抗日ドラマは48本だった。中国で一本のテレビドラマは20話から50話で構成されるのが一般的。抗日ドラマは合計すると軽く1千時間を超えることになる。

 

中国で抗日ドラマが量産されるようになったのは最近のことである。中国紙、南方週末の統計によると、1949年から2004年までに制作された抗日ドラマは約150本。毎年平均3本のペースだったが、05年に20本を超え、それから年々増加した。

  

検閲通りやすく安全

 急増する背景には、共産党政権が近年、愛国主義教育を強化したことに加え、共産党宣伝部の厳しい検閲制度のなかで審査を通りやすいという事情がある。

現在の中国人の生活をテーマとすれば、就職難や不動産価額高騰などのさまざまな問題を取り上げざるをえない。正面から社会問題に取り組もうとすれば当局の機嫌を損ねて発禁処分となり、投資を回収できないというリスクが高くなる。このためドラマ制作業者は「安全」な抗日ドラマを選ぶ傾向が強くなる。

 

また、北京で抗日ドラマの脚本作りに携わるシナリオライターは、「戦争ドラマの敵役は日本しかいなくなった」と指摘する。

 数年前までは、共産党軍と国民党軍との内戦や、朝鮮戦争での米軍との戦いもテレビドラマでよく取り上げられる題材だったという。ところが最近、中国と台湾の馬英九国民党政権との関係が改善したことに加え、米国との関係も重視するようになったため、国民党軍や米軍が登場するドラマは審査を通りにくくなったというわけだ。

 

 

人間性表現はタブー

 抗日ドラマと映画の内容はずさんなものが多い。事実と異なり全く整合性がとれないだけではなく、視聴率をあげるため暴力シーンもよく出てくる。12年にドラマ部門で視聴率全国1位となった『抗日奇侠』は日中戦争を背景に、中国のカンフーを広めて国を守るという物語だが、中国人武闘家が日本兵を素手で真っ二つに切り裂くシーンもある。

ドラマや映画の内容が行き過ぎとの指摘もあり、これまで当局が規制に乗り出したこともある。しかし、大きな変化はみられない。共産党政権自身が「日本の右傾化」(党機関紙)を批判するキャンペーンを展開しているためだ。

 

日本兵の人間性を表現することはタブー視されている。著名な映画監督、姜文が00年につくった『鬼が来た!』(中国名、鬼子来了)では、捕虜となった日本兵と中国人の農民との奇妙な友情と戦争の悲劇を描き、カンヌ国際映画祭では審査員特別グランプリを受賞した。

にもかかわらず、日本兵に同情的な視点と中国人の愛国心を表現しなかったことが問題視され、中国国内では上映禁止となった。

 

以降、中国の映画やドラマに登場する日本兵は、残虐で無能、ひきょう者という単純なイメージが定着した。

横店のエキストラ役者たちの間では、「かっこいいやつは八路軍(共産党軍)、人相の悪いのは日本兵」という暗黙の了解があるという。

テレビドラマだけではなく、中国の小中学校の教科書でも日本軍の「残虐行為」が強調されている。共産党政権は歴史を通じて日本への憎しみを喚起することによって、官僚の腐敗や、環境汚染など国内問題に対する国民の不満をそらす狙いがあるといわれる。

 

こうした世論操作によって作られる強い反日感情だが、中国当局にとってもろ刃の剣にもなっている。日本の首相の靖国神社参拝などの日中間の問題が起きると、世論は日本批判一色になるが、たちまち中国政府の「弱腰外交」への批判に変わり、官製の反日デモも反政府デモに変わることがあるためだ。

日本との関係はもはや外交分野にとどまらず、中国国内の安定を左右する大きな問題になりつつある。

 

ある中国外交筋はこうもらす。

「テレビドラマで簡単にやっつけられる弱い日本軍ばかり見せられてきた中国の民衆は、釣魚島(尖閣諸島=沖縄県石垣市=の中国名)を簡単に奪還できると思っている。彼らの声はいま私たちに大きな圧力となっている」

 

 

広告を非表示にする