日本よ、侍国家たれ。

日本は「サムライ国家」としての意気を示し、いわれなき批判を仕掛けてくる不届き国家に対し、断固反論しなければならない。

●天に唾するから、失敗となって自分に返ってくるのだ。”反省しなさい”ということだ。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/41861

 

大失敗と囁かれる仁川(インチョン)アジア大会トイレは詰まり、照明は故障、選手用弁当からはサルモネラ菌・・・

2014.10.03(金)  アン・ヨンヒ

は、韓国の首都ソウルに最も近い港湾のある都市である。その仁川で、先月からスポーツの祭典、アジア大会が開かれている。

韓国において、ソウル(1986)、釜山(2002)に続く3回目の開催である。

国威を発揚してきたスポーツイベント

アジア大会が韓国・仁川で開幕

仁川アジア大会の開会式〔AFPBB News

1986年のソウル・アジア大会は、高度経済成長を続ける韓国が初めて開催する大規模なスポーツイベントだった。

その2年後に控えている88年のソウル・オリンピックもあり、韓国は2つの大規模なスポーツ・イベントを成功させるため韓国全体が湧き上がっていた。

これらのスポーツイベントを誘致した頃の韓国は軍部独裁政権で、大学生や知識人層のデモが連日繰り返されており、それらを鎮め愚民化政策を推し進める政府にとっては格好の材料でもあった。

1986年は、まさに民主化闘争が大規模なスポーツイベントにかき消され、政府の愚民化政策は成功した。

こういった残念な背景もあるが、とにかくソウルアジア大会は成功裏に終わり、2002年には韓国の第2の都市である釜山でアジア大会が開かれた。2002年と言えば、日韓W杯も開催され、またもや韓国は2大スポーツイベントで盛り上がりを見せ、これも成功裏に幕を閉じた。

2匹目のドジョウは成功し、3匹目のドジョウを狙う仁川アジア大会。だが、現実はそれほど甘くなかった。

世の中は、冬季オリンピック誘致に必死になっていた。すでに2回も開催したアジア大会より、一度も開催していない冬季オリンピックを誘致したいと政府は考えていたのだ。

すでに2度も誘致に失敗している政府は、仁川がアジア大会の候補地に名乗りを上げることさえ、冬季オリンピック誘致の邪魔になると邪険にした。

だが、仁川の当時の市長(アン・サンス氏)はあり得ない作戦に出た。

他大会用の大統領のコメントを流用

仁川アジア大会、これまでにない「質素な」イベントに

仁川アジア大会のマスコット〔AFPBB News

通常、アジア大会誘致希望国が最後のプレゼンをする場合、国の首相や大統領の肉声で「政府が大会を積極的に支持する」というコメントを入れるのが慣例だった。

しかし、当時のノ・ムヒョン大統領は、仁川大会に反対の立場なので、そんなコメントをもらえるわけがない。

すると、アン市長は大統領が「ピョンチャン冬季五輪」のために発した「ピョンチャンが誘致されれば、政府と国民が積極的に支援します」というコメントからピョンチャンの名を外し、最後の部分をプレゼンの動画に編集して入れたという。

これは、元仁川市長であるアン・サンス氏の自伝に書かれている事実である。

アン元仁川市長は、韓国ではかなり有名な人である。なぜ、有名なのかと言うと、2010年北朝鮮が韓国の島に砲撃したことがあった。その島は仁川の管轄なので、当時の市長であるアン市長が島へ視察に行った。そして、テレビの前で「これが砲弾です」と、戦利品のようにかざしてみせたが、何とそれはただの魔法瓶(保温瓶)であったことが判明し、SNSで揶揄されその映像は何度もパロディーの対象になった。

とにかく仁川はアジア大会を誘致することに成功し、その準備に取りかかった。だが、奇抜な頓智で誘致を成功させたアン市長は、あっけなく市長選で落選。

次の市長は、仁川が新しいスタジアムを建設する余裕はないからとためらっていたが、仁川市民たちの世論に押されて、新しいスタジアムに巨額を注ぎ込んだ。

しかし、そうやって市民の意向に合わせたにもかかわらず、また次の市長選では落選し、結果として誘致してから7年の間に3人の市長が誕生した。

新しいスタジアムを建設したせいで、予算が足りなくなってしまった仁川市は、北朝鮮の美女軍団の誘致で巻き返しを狙ってみたが、それも挫折し、目玉になるようなものを失ってしまった。予算だけの問題だけでなく、大会運営にも杜撰さが目立つとマスコミでたたかれ始めた。

トイレは詰まり、照明は故障・・・

アジア大会、選手用の弁当からサルモネラ菌 76個廃棄

選手用の弁当からはサルモネラ菌が検出された(写真は注意を喚起する掲示板)〔AFPBB News

筆者の教え子たちが今回仁川アジア大会でVIP用の通訳を務めることになったというので、仁川アジア大会について感想を聞いてみた。すると、予想以上の悲惨な状況を伝えてくれた。

まず、仁川アジア大会の公衆トイレにはトイレットペーパーがなく、簡易トイレは詰まりっぱなしだという。聞いたそばから、ひどい匂いがしそうな感じだ。

また、照明塔が故障しても、なかなか直さない。シャトルバスがなかなか来ない。あちこちにゴミやたばこのポイ捨てが目立つという。選手団向けのお弁当から食中毒菌が検出され、大騒ぎになったこともあるという。

彼らに聞いた話をもとに調べてみると、それ以外にもボランティア活動の人たちが選手にサインを要求し訓練の邪魔をしたり、会場で博打をしていたりしていたという。

駐車場では障害者用のスペースがいつの間にかVIP用のスペースに早変わりしていることもある。日本でも話題になったバドミントンでは、発電機が故障したり、審判席が一般客に販売されていたりと耳をふさぎたくなるような悲惨さである。

そもそもが、開幕式にも問題があった。江南スタイルで有名なPSY(サイ)や綺羅星のごとく韓流スターが登場したのはいいが、聖火リレーの最終走者が事前に漏れてしまい、拍子抜けしたショーになってしまった。

そして、開幕式直後に聖火が消えてしまうというトホホな状態。

そして、先日「卓球の女帝」と呼ばれるヒョン・ジョンファ監督がチームが負けたからとやけ酒を飲んで飲酒運転し、タクシーと衝突したため逮捕されるという問題続出の大会となっている。

これでは、開会式に言ったユ・ジョンボク現市長の「仁川の新しいスタート」は、先が思いやられる。

最初のボタンをかけ違ったばかりに、こんなことになってしまったのか・・・。仁川アジア大会の次は2018年のピョンチャン冬季五輪。どうか、同じ轍を踏まないでほしいと願うのみだ。