日本よ、侍国家たれ。

日本は「サムライ国家」としての意気を示し、いわれなき批判を仕掛けてくる不届き国家に対し、断固反論しなければならない。

●本当に自由が奪われていく、悲しい国家、中国。

 

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141013-00050368-toyo-int&p=1

 

中国政府は、なぜLINEをブロックしたのか

東洋経済オンライン 10月13日(月)6時0分配信

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中国政府は、なぜLINEをブロックしたのか
LINEは中国本土から利用できないようブロックされてしまった。中国政府の目的とは?(写真:ロイター/アフロ)

ご存知の方も多いとは思うが、中国では、一般に普及している通信網を使ってフェイスブックツイッターへのアクセスができない。政府の規制により、接続が制限されているからだ。

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中国のネット制限状況をモニタリングしているサイト「グレートファイア・オルグ」で調べてみると、フェイスブックツイッターもブロック率は100%。つまり、いつでも接続できない状況なのだ。■ 9月30日からはインスタグラムが使えなくなった

しかもこの政府による規制は、どんどん強化されている。象徴的なのは、6月までは普通に繋がっていたLINE。7月から全く繋がらなくなった。現地駐在日本人の間にも、日本とのやりとりでLINEを使っていた人が多く、話題になった。

そして、今回の香港のデモに際して、また一つ、この規制リストに名を連ねたインターネットサービスがある。インスタグラムだ。9月30日からアクセス不能となっている。筆者の近くにも、これまでインスタグラム経由でフェイスブックに投稿をしていた人がいたが、それももうできなくなった。

ここまでの話は、日本でもご存知の方が多いだろう。中国ってそういう国でしょ、との一言で片づけてしまうこともできるかもしれない。しかし、なぜそのような規制を行うのか、についての深い分析はあまりない。そこで、今回は、規制を行う理由について、少し大胆に考えて見たい。邪推の域に入っているところもあるかもしれないが、何しろ情報が取れないし、私はそんな政府の裏まで知るような人間ではないので、ご勘弁を。

結論から言うと、私は、このネット規制、本当に「情報統制」だけが目的なのかと疑っている。「情報統制」だけが目的と考えると符合しないことがいくつかあるからだ。

まず、意外と知られていないことだが、VPN(Virtual Private Network)や衛星放送を使えば、実際には禁止情報にも簡単にアクセスできてしまう。

中国にいる日本人の多くは、VPNを使って、上記のようなネットサービスを使っている。筆者はネット技術については明るくないので、詳細な説明はご容赦願いたいが、中国当局の監視をくぐり抜け、別のところを経由して、禁止サイトにつなげることができるサービスは中国にも溢れている。そして情報感度の高い、海外留学経験があるような中国人たちは、このVPNを使って禁止サイトにアクセスしている。

例えば、フェイスブック。ぜひ、“楊”“張”“陳”といった中国人の名前を検索していただきたい。おびただしい数の人が出て来たと思う。もちろん海外に住む中国人が多いが、居住地を見ると、中国国内のいろんな都市からアクセスしている中国人もいることが分かる。書いている内容は、何を食べたとか、どこに行ったとか、特に政治的な話ではないが、少なくともアクセスしている人は多い。

ちなみに、フェイスブックには、“習近平”“李克強”という人もそれぞれ10人くらいいて、頻繁に近況を投稿している(もちろん、ニセモノ)。蛇足だが、これは読んでいると、けっこう笑える内容だ。こうした、ある意味ではふざけた書き込みを、中国政府は見逃しているということだ。

■ 香港のデモは中国でも報じられている

また、衛星放送サービスを使って、台湾や香港のニュースを見ている中国人も多い。中国人がよく使う言葉に、「上有政策、下有対策(上に政策有れば、下に対 策有り)」というのがある。政府がやったことには、対抗策をとるのが中国人。ネットアクセスを規制したところで、情報統制には穴があいており、まったくザ ルの状態なのだ。

さらに、日本でも大きく報じられている香港の「雨傘革命」デモ。「中国本土では報じられていない」といった報道が日本ではあるようだが、それは間違いだ。こうした敏感な話題も、実はしっかり報道されている。内容に偏りがあるとはいえ、CCTV(中国中央電視台)で、デモの様子はしっかり報道していた。

 

中国政府お墨付きともいえる検索サービス・バイドゥ(百度)で検索しても、ネットには、写真や動画も含め、雨傘革命の情報があふれていた。政府もバカではないので、いくらブロックしたところで旅行者もいれば、衛星放送やVPNなどの手段で民衆に情報が伝わることは分かっている。だから、(偏りのある報道ではあるものの)最近では、先手を打って、自分から報道する姿勢をとりはじめているように見える。そこまでガチガチの情報規制を行っているわけではないのだ。

そうした中で、私が一番、不思議に思ったのは7月にLINEがブロックされた時だ。あの頃、LINEは、地下鉄に広告を出して、これから中国市場を攻略すると意気込んでいた。

でもその時も、もちろん今も、中国ではLINEは全く普及していない。別にブロックしなくても、情報統制には何の影響もないと思う。人手も手間もかかるだろうに、なんでわざわざブロックしたのか? 

■ 最大の目的は中国企業の保護? 

以上のことから私が考えているのは、「情報統制」は、すでに最大の目的ではなくなっているのではないか、ということだ。共産党政府による情報統制というもっともらしい目標を掲げながらも(もちろん、それも重要な目的でありつつも)、最大の狙いは「国内のインターネット産業を守る」なのではないか、ということだ。

事実、フェイスブックツイッターのアクセス規制は、中国の微博(ウェイボー)や微信(ウィーチャット)の独占状態を作り、彼らの大躍進の要因になった。アクセス制限をかけたことは、微信の対抗馬であるLINEの進出をつぶすには、絶好の手だったと思う。微信に写真をいっぱいあげる中国人の特性を考えると、インスタグラムが流行するのも止めておきたいのだろう。

国外のサービスが流行するのを阻止し(VPNや衛星サービスを使う人数は微々たるもの)、中国ネット企業のシェアを高めておけば、最初の目的を果たすこともできる。すなわち中国のネット企業は中国政府に情報を提供しているので、政府による情報監視は一番効くようになるのだ。

私の周りではLINEかから微信に乗り換える人が一気に増えた。政府としても微信としても、「してやったり! 」なのかもしれない。

大城 昭仁