中国メディアの捜狐は9日、日本で暮らす在日中国人のうち、「日本が好きだ」という人の割合は男性よりも女性のほうが圧倒的に多いとし、「在日中国人女性は、中国への帰国より日本に留まることを望む人のほうが多い」と主張、その理由を考察する記事を掲載した。

記事は、在日中国人の女性が中国に帰国したがらない理由を複数挙げている。1つ目の理由は「中国では主婦でいることも簡単ではない」ためだという。実際に日本で暮らす中国人女性の話として、「中国では野菜を購入しても農薬が残留している可能性があるため、野菜を洗剤で洗う必要があるなど気苦労が多く、時間もかかる」と紹介。

また、日本では安くて美味しいお惣菜も多いが、中国ではレストランの食事は高額すぎるうえ、街角の出店は安全性の問題からか食べたくないのだと紹介した。

続けて2つ目の理由として、「中国は生活環境・衛生環境が劣る」ためだとし、在日中国人女性の子どもが中国に帰国した際、「中国は不潔で、トイレも臭かった」と感想を語ったことを紹介。それ以降、同女性は子どもを中国で育てようとは思わなくなったと紹介した。

また記事は、日本で10年以上も暮らす中国人女性の声として、「中国国内では何をするにも人に頼まないと話が進まない点が慣れない」と紹介。中国では教育や医療、介護など、何をするにも誰かに便宜を図ってもらう必要があるとし、「日本で長年生活していると、中国のこうした習慣に適応できなくなる」と伝えた。

そのほか、日本は中国に比べて離婚経験のある女性に対して寛容な社会であること、中国に比べて職場の人間関係が希薄で、上司に心づけなどを贈る必要がないことなどを挙げ、「だからこそ日本で暮らす中国人女性は帰国したがらないのだ」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) Ponsulak Kunsub/123RF.COM)