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日本よ、侍国家たれ。

日本は「サムライ国家」としての意気を示し、いわれなき批判を仕掛けてくる不届き国家に対し、断固反論しなければならない。

●ありがとう、ブレイブ・ブロッサム!

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ラグビーW杯、日本の歴史的勝利のワケ

プレジデント 9月25日(金)11時15分配信

 
 

 

■世界ランクも9位まで上昇

地鳴りのような「ジャパン」コールが会場全体を揺らす。ラグビーのワールドカップ(W杯)で、日本が2度の優勝を誇る南アフリカに劇的な逆転勝ちを収め、24年ぶりの白星を挙げた。

スタンドの日本人ファンは感涙にむせび、W杯3大会連続出場の37歳、大野均(東芝)も男泣きした。

「ブライトンの喜び、いや“ブライトンの歓喜”ですね」。“キンちゃん”と誰からも親しまれる大野はそう、笑いと涙でくしゃくしゃになった顔で言った。試合ではからだを張った。ひたむきに。相手に突き刺さって、倒れてもすぐに立ち上がって、また南アの巨漢選手にぶつかっていった。

なぜ日本は勝てたのか。エディー・ジョーンズヘッドコーチ(HC)が就任して3年半。科学的トレーニングを取り入れながらも、世界一の猛練習を選手に課してきたからである。

合宿では朝5時から、1日に3回、4回も練習をしたこともある。何の勝利? と問えば、キンちゃんは即答した。

「ハードワークの勝利でしょ」

傍からみれば奇跡でも、選手たちは本気で「勝つ」と信じていた。その思いがロスタイムの逆転トライにつながった。「W杯史上最大のアップセット(番狂わせ)」「アンビリーバブル! (信じられない)」ラグビー界最大のショック」。翌日の新聞の一面は、そんな驚きの見出しとジャパンの笑顔が躍った。

 

■「ラグビーに偶然はありません」

ひとりで24得点をマークした五郎丸歩(ヤマハ発動機)は「奇跡」という言葉に反発した。「ラグビーに奇跡や偶然はありません。必然です」と。

だって、と言葉を足す。「4年間の積み上げてきたものがありますから。長い年月、いろんなものを犠牲にしてきました。用意周到な準備、世界一のハードな練習……」。自身のトライとなったサインプレーも、南ア対策として1、2カ月前から、練りに練って、練習してきたものだった。

日本が目指してきた『アタッキング・ラグビー』を象徴するトライでもあった。五郎丸は「(南アに)走り勝てる自信があった」とも言った。これまで日本は強豪とのテストマッチではラスト20分でやられ続けてきた。それがこの日はラスト20分、いやロスタイムで勝ったのである。

環境も整備されていた。世界的な名指導者のジョーンズHCはスクラムコーチにダルマゾ氏を招いたほか、ディフェンスコーチストレングス強化のコーチなど、各部署に世界的なコーチを配した。メンタルコーチまでつけ、重圧のかかる大舞台でも実力が発揮できるようにした。

さらにいえば、ベストチームを編成するため、ニュージーランド(NZ)出身のリーチ・マイケル主将ほか、トンガ出身のマフィ、NZ出身のヘスケスら10人(うち5人が日本国籍取得)の外国出身選手も集めた。

サッカーなどとは違い、ラグビーは3年以上居住し、他国で代表歴がないなどの条件を満たせば外国籍でも代表選手の資格を得られる。これを批判する人もいるが、出場資格を遵守しているのだから、それはナンセンスである。

もちろん、この大金星を生かすためには、残るサモア戦、米国戦も勝って、日本が決勝トーナメントに進まないといけない。ジョーンズHCは言う。

「これで日本ラグビーの歴史が変わった。でも、世界を1回驚かすためだけにW杯に来たのではない。目標はもうひとつ、準々決勝に残ることだ」

23日、スコットランドには苦杯を喫した。でも決勝トーナメント進出はあきらめない。さらに日本ラグビーの歴史を創るのである。


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松瀬 学(まつせ・まなぶ)●ノンフィクションライター。1960年、長崎県生まれ。早稲田大学ではラグビー部に所属。83年、同大卒業後、共同通信社に入社。運動部記者として、プロ野球、大相撲、オリンピックなどの取材を担当。96年から4年間はニューヨーク勤務。02年に同社退社後、ノンフィクション作家に。日本文藝家協会会員。著書に『汚れた金メダル』(文藝春秋)、『なぜ東京五輪招致は成功したのか? 』(扶桑社新書)、『一流コーチのコトバ』(プレジデント社)など多数。2015年4月より、早稲田大学大学院修士課程に在学中。
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松瀬 学=文

 

 

 

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