日本よ、侍国家たれ。

日本は「サムライ国家」としての意気を示し、いわれなき批判を仕掛けてくる不届き国家に対し、断固反論しなければならない。

●「日韓合意」1周年を踏みにじる韓国。この国に誠意は存在しない。

韓国・慰安婦像設置の仕掛け人を直撃!「いったい目的は何ですか?」 いくらなんでもやりすぎでは?

現代ビジネス 1/25(水) 17:01配信

 

江戸時代から日韓交流の窓口として栄えた釜山にも慰安婦像が建ち、日韓関係が暗礁に乗り上げている。だが韓国は「次なる一手」を用意していた。それは竹島への慰安婦像設置。仕掛け人を直撃した。

 

これで37体目
 

「釜山の日本領事館前に慰安婦像を設置したのは当然の行為だ。今年は続いて、独島(竹島)にも慰安婦像を設置してやる!」

本誌記者にこう息巻くのは、ソウル市を取り巻く京畿道の閔敬善道議会議員(45歳)だ。

'15年12月28日に、岸田文雄外相と尹炳世外相との間で「日韓慰安婦合意」がなされた。それによって韓国が設立した「和解・癒やし財団」に、日本政府はすでに10億円を拠出。現在生存している元慰安婦39人中、34人が支援金の受け取りを表明している。

韓国では、'11年12月、日本政府の謝罪と賠償を求めるデモ活動の1000回記念と称して、ソウルの日本大使館前に、慰安婦像が設置された。

当時、大使館の主だった武藤正敏元駐韓大使が振り返る。

「韓国挺身隊問題対策協議会という市民団体が、勝手に公道の歩道上に設置しました。これは在外公館の品位を傷つけることを禁じたウィーン条約違反であり、道路交通法違反でもあったのですが、韓国政府は撤去しなかったのです」

このため、日本大使館を向いた慰安婦像の問題は、長く日韓の懸案事項となってきた。

それが大きく動いたのが、「日韓慰安婦合意」だった。日本大使館前の慰安婦像を、韓国政府が「適切に解決されるよう努力する」としたのだ。

だが、「日韓合意」から丸1年が経過したいまでも、慰安婦像は撤去されていない。

それどころか昨年末の12月30日、釜山の日本領事館前に、「日韓合意」1周年を踏みにじるかのような新たな慰安婦像が、同じ市民団体によって設置されたのだ。韓国全土で、実に37体目となる慰安婦像だった。

これに対し、年明けの1月5日、安倍晋三首相の堪忍袋の緒が切れた。

この日は、与党・自民党の仕事始めの日で、安倍首相は自民党本部や経済3団体共催の新年祝賀パーティで、浮かれた挨拶をした。

だが首相官邸に戻ると、それまでの晴れやかなお正月気分とは一転して、安倍首相は次々に、外交分野の幹部たちを、首相官邸に呼びつけた。

谷内正太郎国家安全保障局長、北村滋内閣情報官、杉山治樹公安調査庁次長、秋葉剛男外務省外務審議官、金杉憲治同アジア大洋州局長、浅川雅嗣財務省財務官……。

首相官邸関係者が明かす。

「総理は韓国に対して、相当おかんむりだった。

『日本は10億円を拠出し、合意事項を誠実に履行してきたではないか。日韓合意は、慰安婦問題に対する「最終的かつ不可逆的解決」ではなかったのか』

そこでわれわれは、様々な対抗措置を議論した。外務省からは厳しい対抗措置案も示されたが、『日本政府として、抗議したという形が韓国に伝わることが、まずは大事だ』との総理の判断で、最も軽い措置を並べて発表した」

 

キレる安倍に驚く韓国

1月6日、菅義偉官房長官は、午前中の定例会見で、「4項目の当面の対抗措置」を発表した。

①長嶺安政駐韓大使と森本康敬駐釜山総領事の一時帰
②日韓通貨スワップ協議の中断
③日韓次官級経済協議の延期
④釜山総領事館職員による釜山市関連行事への参加見合わせ

実際、9日に長嶺大使と森本総領事が、日本に一時帰国した。

前出の武藤元駐韓大使が続ける。

「実は私も、韓国政府に抗議して『一時帰国』したことがあります。'12年8月10日、当時の李明博大統領が、竹島に上陸した時です。

私の時は領土問題が原因で、韓国政府も当然予期していたことでしょう。だが今回は市民運動家の行動に起因するもので、韓国政府は予期していなかったと思います。日本として、韓国の慰安婦合意見直し論には応じないという意思を示した適切なアクションでした」

今回の「被害者」とも言える森本釜山総領事は何もコメントしていないが、友人である韓国人ジャーナリストの柳在順氏が代弁する。

「森本さんは非常にマジメな性格の外交官で、1980年代の初めに、ソウルの延世大学で韓国語を勉強しました。当時、東京に留学していた優秀な韓国人女性を私が紹介したら、その後二人は結婚。森本さんは日韓関係発展をライフワークにするようになったのです。

昨年5月に、念願の釜山総領事に就任しましたが、釜山では非常に評判がよい。それが慰安婦像の問題で日韓衝突の矢面に立たされて、いまは悲しんでいることでしょう」

そうしている間にも、慰安婦問題は、日本として看過できない方向に向かっている。
1月16日、ソウルから南に40kmほど下った京畿道の道都・水原市にある京畿道議会で、「独島少女像設置募金開幕式」なる式典が開かれる。独島は、竹島の韓国名だ。

 

反日のキーマンが吠える

この式典の目的はズバリ、竹島にも慰安婦像を設置しようということだ。

この運動の中心人物である冒頭の閔敬善道議に緊急インタビューした。

――なぜ竹島にまで、慰安婦像を設置する必要があるのか。

「人口1300万人と全国最大規模の京畿道は、'14年から毎年1億ウォン(約1000万円)近い予算を投入して、独島と鬱陵島で文化の祭典を開いてきた。また、日本の『竹島の日』に抗議して、日本大使館前で30日間の示威行動も行ってきた。

日本大使館前では、慰安婦問題のデモとも合流した。その延長線上のプロジェクトとして、少女像の設置に独島は外せないと確信したのだ。

韓国政府と国会は、外交を考慮しなければならないため、独島問題で積極的な行動が取れない。そこで、われわれ京畿道議会の議員たちで昨年10月に結成した『独島愛・国土愛の会』の30人が、決起したのだ。まず京畿道から募金運動を始めて、全国に広げていくつもりだ」

――竹島の領土問題と慰安婦問題は無関係なのではないか。

「そんなことはない。日本の過去の侵略の象徴である少女像と、日本の略奪の野心の象徴である独島は、ともに反省しない日本を示すものだ。だから独島に少女像を設置することは、大きな意味がある。

独島に少女像を設置した日には、全韓国国民の共感を得られるばかりか、世界的な話題にもなるだろう。

最近、釜山の日本領事館前に新たに少女像が設置されたことで、日本の蛮行に対する国民的な怒りが再燃しているではないか。同時に、独島に少女像が建てられれば、日本が過去の歴史を反省する契機となるに違いない」


――だが、もしそんな計画が進行していけば、日本政府と日本の世論が黙っていないだろう。

「日本政府が抗議するとしたら、それは自分たちが行ってきた蛮行を隠したいためだ。だからこそ、独島に少女像を設置することによって、日本がきちんと反省する契機になるのだ」


――今回の竹島への設置運動は、今年前半に行われる可能性がある大統領選挙と連動しているのか。

「その通りだ。もしも大統領選挙が早まった場合、慰安婦問題の再考が大きなイシューになってくる。その時、独島に少女像を設置することも脚光を浴びてくるに違いない。

今年も5月に、鬱陵島と独島で文化の祭典を開き、われわれ議員団も独島を訪問する。世論の後押しを受け、新大統領がヤル気にさえなれば、独島に少女像を設置できるよう法律を修正することは可能なのだ」

竹島慰安婦像など、日本としては「仰天計画」だが、それが実現に向けて確実に動き出しているのだ。

 

朴槿恵時代より悪くなる

 

現在、韓国では、「ポスト朴槿恵」に向けて、急ピッチで政治が動いている。

そんな中、「大統領に最も近い男」と言われているのが、野党「共に民主党」文在寅前代表だ。聯合ニュースが1月12日に報じた最新の世論調査によれば、文在寅氏の支持率は27.9%で、2位の潘基文国連事務総長に7.6ポイント差をつけている。

その文氏は一昨年大晦日に「韓日慰安婦合意糾弾大会」を開催。新たに元慰安婦を支援する財団を設立するため、「100億ウォン国民募金運動」を提案した。

100億ウォンは約10億円にあたり、日本政府に10億円を返却することで、慰安婦像撤去を拒否しようという狙いだ。

文氏は糾弾大会で、次のように絶叫した。

朴槿恵政権は、いったい誰のための政権なのだ。いったい何のために日本と交渉したのか! 日本を相手に、空前絶後の屈辱外交を行って、おばあさんたちの全人生を侮辱したのだ。

『なぜ私たちを二度も殺すのか』と問うおばあさんたちに、私は恥ずかしくて申し上げる言葉がない。こんな形で慰安婦問題を終わりにしてはならない!」

文氏は1月11日には、忠清南道天安市にある国立墓地を訪れ、元慰安婦の墓参りをした。そして改めて、「日韓合意の無効」を訴えたのだった。

1980年代から30年以上にわたってソウルで取材を続ける産経新聞ソウル駐在特別記者の黒田勝弘氏が語る。

「今回の釜山の問題は、日本からすると、日韓慰安婦合意に反しており、かつ外国公館周辺への不快行為ということで、国際法にも反しているわけです。

ところが韓国からすれば、一地方の出来事に対して、日本は何を大袈裟に騒いでいるのかと、驚きをもって見ています。

朴槿恵大統領は、自分の任期中に、少女像を撤去しようと努力していました。しかし周知のように現在、職務停止中なので、韓国政府が抑止能力を失っているのです。

さらに、前回の大統領選挙で朴槿恵候補と戦って惜敗した文在寅前代表らが、ここぞとばかりに慰安婦問題合意の見直しを主張し、対日強硬姿勢によって支持率を伸ばそうとしています」

前出の柳氏も続ける。

「いま韓国人は、朴槿恵政権のすべてを否定したいという思いです。慰安婦合意も朴槿恵時代の所産なので、内容を問わず否定したいのです」

だが保守勢力はもちろん、これまで韓国に対して冷静な目を持っていた日本人ですら、今回の釜山での慰安婦像騒動には、「いくらなんでもやりすぎ」との思いを抱かざるをえない。

武藤元大使も、ため息交じりに語る。

「良識ある韓国政府の高官たちは、日韓関係の悪化について、深刻に受け止めています。日韓関係は、東アジアの地政学を眺めながら、理性的に対処していくことが何よりも求められている。韓国に理性的な対応を求めたいと思います」

週刊現代」2016年1月28日号より

週刊現代

 

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