米軍北部訓練場ヘリパッド移設工事の資材搬入を阻止した後、県道70号の路上で集会を開く工事反対派グループ =沖縄県東村高江(2016年9月24日撮影)

 

沖縄県の米軍基地周辺で展開されている反対運動について、警察庁の松本光弘警備局長は9日の参院内閣委員会で「反対運動を行っている者の一部には極左暴力集団も確認されていると承知している」と述べた。

基地反対運動に過激派が関与している実態はこれまでも沖縄県警が指摘していたが、国レベルで認めたのは初めてとみられる。無所属の和田政宗氏に対する答弁。

松本氏はまた、平成27年以降の検挙状況も説明。米軍北部訓練場(東村など)や名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ周辺での抗議活動参加者による威力業務妨害事件が32件あり、41人を逮捕したことを明らかにした。

委員会終了後、和田氏は自身のツイッター極左暴力集団とはテロや殺人を行ってきた過激派を指す。こうした集団が基地反対運動に入り込んでいる事は極めて恐ろしい」と投稿した。防衛省幹部は同日、「県外から沖縄に入った過激派が、反基地運動を先鋭化させている側面もある」と指摘した。

沖縄県では昨年10月、北部訓練場のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)移設工事の妨害活動で、防衛省沖縄防衛局職員にけがを負わせたとして逮捕者が出ている。昨年9月には沖縄県警の池田克史本部長が県議会で、北部訓練場周辺の活動家について「県内のみならず県外からも各種団体、個人が参加している。極左暴力集団の参加も確認している」と答弁していた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

極左暴力集団とは、極左の暴力集団に対する呼称。日本の警察などが、日本の新左翼党派などを指して使用している。マスコミ用語では過激派など、日本共産党用語では「ニセ「左翼」暴力集団」に相当する。

 

日本の新左翼は、日本の新左翼と呼ばれる政治思想や政治運動、政治勢力のこと。


1960年代以降に欧米などの先進国と同様に、日本でも従来の日本共産党日本社会党などを「既成左翼」と呼んで批判し、より急進的な革命や暴力革命を掲げて、直接行動や実力闘争を重視した運動を展開した諸勢力が、特に大学生などを中心に台頭した。

特に安保闘争ベトナム反戦運動などに大きな影響を与えたが、70年安保以降は内部の内ゲバや爆弾闘争などのテロリズムもあり、大衆の支持を失い影響力は低下した。


新左翼」とは総称的な呼称で、多数の相互に批判し合う思想・立場・党派も含み、その定義や範囲は立場によっても変化する。

一般には、反帝国主義、反共産党スターリン主義批判などの基本路線では一致していたが、イデオロギー的にはアナキズムマルクス主義レーニン主義トロツキズム毛沢東主義左翼共産主義など)、構造改革派などの幅をもつ。