コロナウイルスによる新型肺炎、国内で死者も出、国難ともいうべき容易ならざる事態である。中国発表の死者数、本当は0がふたつつくという情報もある。つまり、20万人。

今後、どこまで広がるか全くわからず、オリンピック・パラリンピックも開催できるかどうか今のところわからない。もし、開催したとしても、欧米各国から参加辞退ということもあり得る。

中国経済のダメージは当然として、日本経済、ひいては世界経済に与える影響もはかり知れない。GDPの損失五兆円と予測するエコノミストもいる。

安倍政権はこの未曾有の“国難”に必死になって取り組んでいる。

今こそ国民あげてこの“国難”に全力を尽くして取り組むべき時ではないか。

それなのに、朝日などの左派系メディアと野党は安倍政権に対する批難を止めようとしない。

武漢からチャーター機で帰って来た人たちを隔離する宿舎が不足していた。夫婦ならまだしも、知らぬ者同士で相部屋にした。アメリカは軍の施設に一時隔離しているのに。チャーター便を飛ばすのが遅過ぎた。 クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の乗員、乗客三千数百人をもっと早く下船させるべきだった。あんな密室に閉じ込められていたら、感染が拡がるのは当たり前だ。クルーズ船は日本船籍ではないから入港を拒否すべきだった。 そもそも水際作戦では、感染を防げっこない。武漢からの中国人に限らず、観光客も含め、すべての中国人の来日を全面的にストップすべきだった。武漢から来ましたかと問われて、問診票に「武漢から来ました」と書くやつはいない。

むろん、全部、一理はあろう。そうすればよかった、ああすればよかったということは、後で考えれば多々あろう。

しかし、この緊急事態に、しかも中国側が正確で十分な情報を出さないなかで、繰り返すが安倍政権は必死に取り組んでいるではないか。

それなのに、今の野党、そして朝日、毎日、東京など左派系メディアはあいも変わらず安倍政権批判、それも「桜を見る会」などの批判を続けている。

2月19日の朝刊、朝日新聞と毎日、東京の一面トップは「桜を見る会」での首相答弁を取り上げた。見出しがそっくり。

朝日「『桜』夕食会 深まる矛盾」

毎日「『桜』前夜祭答弁矛盾」

東京「首相の虚偽答弁か」

この日はダイヤモンド・プリンセス号乗客の一部、第一陣が下船する日だった。ニュース価値の判断はそれぞれの新聞社がすることだからしかたないが、そこまで安倍政権憎しなのかと呆然とした。

2月12日の予算委員会立憲民主党辻元清美幹事長代行は48分にもわたる質問の最後に得意満面、こう言い放ったのだ。

「総理、鯛は頭から腐るという言葉ご存知ですか。死んだ魚の鮮度は魚の頭の状態から判断できる。国、企業の上層部が腐敗していると、残りもすぐに腐っていく」

「ここまで来たら鯛の頭の所を代えるしかないんじゃないですか」

「総理の手で成し遂げることは、そろそろ総理自身の幕引きだ」

質問でも何でもありゃしない。単なる罵詈雑言。一国の総理に対して失礼極まる。

これに対し安倍総理が「全く意味のない質問」と口にしたのを、また、朝日などのメディアや野党が「ヤジだ」と批難したが、たしなめるべきは、辻元議員の言葉の方だろう。

一国の総理に対する敬意など微塵も感じられない。鈴木宗男氏に対して「疑惑の総合商社」呼ばわりし、後になって謝罪したのは誰だっけ?

こんな悪罵を聞くために総理は長時間国会に張り付かなければならないのか。

冒頭に書いたように、今は新型肺炎という未曾有の国難に見舞われ、安倍総理が考えなければならないこと、やらなければならないことは限りなくある。

野党とはいえ、国会議員ならば、「安倍さん、本当にお疲れさま」のひと言くらいなぜ言えない(テレビなどで見る限り、安倍総理は本当にお疲れのようで心配だ)。

もっと言えば、野党は、この“国難”に際し、「総理と政府が全力を挙げられるよう、国会論戦は一時休戦しましょう」くらいの提案をなぜ出来ないのか。民主党政権だった、東日本大震災の時、野党自民党は政治休戦を申し入れ、国会運営に協力した。

もし、今、安倍総理が辞めたら、倒れたら、いったい誰にその代わりが出来るのか。

次の総理候補と言われる岸田にしろ、菅にしろ、石破にしろ、絶対にムリだろう。河野、小泉は論外。ここは主テーマからはずれるので、詳しくは書かないが、石破茂という政治家、絶対にこの男だけは総理にしてはいけない男だとぼくは思っている。

今、安倍総理が倒れたら、日本は世界の孤児となり、本当に滅びるかもしれない。

今、われわれが出来ること、そして朝日新聞などのメデイアや野党がやるべきことは、安倍総理を励まし、安倍総理に協力して“国難”に当たることだろう。

諸々の課題は、この“国難”を乗り切ってから、考えればいい。